オーストリアのメゾンとしての誕生から重要なマイルストーンを辿り、ファッション、ジュエリー、ポップカルチャーの世界におけるメゾンの豊かな遺産を振り返ります。
1895
ダニエル・スワロフスキーが、これまでにない精度でクリスタルをカットできる機械を発明。
1900
ダニエルが、クリスタルカットの用語を定義する一連の図面の第1条から第6条を描く。ダニエルはこの用語集をSwarovskiの発祥地であるオーストリアのヴァッテンスに持ち込み、それが最初に生産されたクリスタルになりました。第7条から第12条は、彼の2番目のオリジナルクリスタルカットの用語集を構成しています。
第1-6条、および第7-12条。
1950年代
Swarovskiが、進化し続ける素材の創造的な可能性にインスパイアされたクチュールとコラボ。オーロラを見る旅の後、ダニエルは自然現象の変化する色を模倣するコーティングを生み出しました。クリスチャン・ディオールはこの効果を発見した最初のデザイナーであり、1957年の最後のコレクションで使用しました。
1970年代
ヴァッテンス工場の職人がシャンデリアのスペアパーツをつなぎ合わせてクリスタルのネズミを作り、それが最初のSwarovskiのオブジェとなる。最初は1000人のSwarovski社員に贈られましたが、すぐに人気が出て、1976年のインスブルックで開催の第12回冬季オリンピックで販売されました。これにより、自然からインスピレーションを得た新たなオブジェの製品ラインが誕生。
1980
Swarovskiとヴェルサイユ宮殿の長期的な関係の始まり。太陽王の間を照らすために壮大なクリスタルのシャンデリアが再現されました。17世紀の美学をつまびらかに示すこの作品は、革新的なクリスタルのLEDキャンドルを備えており、伝統的な炎を完璧に再現しつつ、かつては王が居を構えたその場所に独特の雰囲気を与えています。
1989
1989年、Swarovskiが創設者の名前を冠したクチュールライン、ダニエル・スワロフスキー・パリ・コレクションを発表。クリスタルを散りばめた精巧なコレクションで、入手できる数には限りがありました。
1995
Swarovskiクリスタル・ワールド、クリスタルヴェルテンが、ブランドの100周年を記念してオーストリアのヴァッテンスにオープン。マルチメディアアーティストのアンドレé・ヘラーが、世界中から何百万人もの訪問者を引きつけるユニークで魔法のような場所を設計しました。クリスタルはその変革的なすべての側面が讃えられ、毎年、特にChamber of Wonderでのアーティストとの数々のコラボレーションがクリエイティビティの限界を押し広げ続けています。
ジャイアント
アンドレé・ヘラーのSwarovskiクリスタル・ワールドのテーマの中心には、ジャイアントが鎮座。クリスタルの世界とそのすべての宝と感動を体験するために旅に出たジャイアントの物語が繰り広げられています。
2004
Swarovskiが初めて象徴的なロックフェラーセンターのクリスマスツリーを飾り、ホリデーシーズンに輝きを添える。2004年、毎年恒例の年の始まりを告げる高さ3メートルのツリーをSwarovskiの星が飾り、25,000個の輝く白いクリスタルで輝かせました。ニューヨークの摩天楼に魔法をプラス。
2007
第79回アカデミー賞で、観客に真の輝きの意味を示す。きらめくクリスタルのカーテンが、初めてハリウッドスターの背景として配されました。Swarovskiのクリスタルカーテンは高さ10メートル、重さ1トン以上、50,000個の個別のクリスタルで構成されています。
2013
ガブリエル・シャンデリア
Title:
Swarovskiが、ロナン＆エルワン・ブルレック兄弟とのコラボで、ヴェルサイユ宮殿のメインエントランスを照らす常時展示のアートワークであるガブリエル・シャンデリアを制作。高さ12メートル以上、800個のSwarovskiクリスタルを散りばめ、革新的にLEDで照らしたこの現代的でありながら壮大な作品は、技術的な偉業であると同時に、かつて宮殿の儀式の間を飾ったクリスタルシャンデリアへの永遠の賛辞です。
© Studio Bouroullec
© Studio Bouroullec
Swarovski財団
Title:
「持続的な変化を達成するためには、自分自身だけでなく他者のことも考えなければならない」 - ダニエル・スワロフスキー。Swarovski財団は、創設者の哲学とブランドの歴史に名を残す慈善活動へのコミットメントに焦点を当てるために設立されました。社会的および環境的にポジティブな影響を及ぼすために慈善団体やイニシアチブを支援しています。Swarovski財団の使命は、教育を通じて持続可能な暮らしを促進し、不平等をなくすことです。公平性、水、創造性に焦点を当て、Waterschoolプログラム、Creatives for Our Futureプログラム、Action Fundプログラムという3つの主要なイニシアチブがあります。
2018
21世紀のクリスタルワークショップがオーストリアのヴァッテンスにオープン。Swarovskiマニュファクチュールは、インスピレーション、共創、クラフツマンシップ、サヴォアフェールを体験できる空間であり、最新の技術を用いて革新を刺激し、クリエイティブなビジョンのプロセスと融合させます。
2019
Swarovskiが、パリのシャンゼリゼ通りに6つの噴水を作るための新しいタイプのクリスタルを開発。Ééブルレック兄弟による回転するインスタレーションでは、動きのある光り輝く夢のようなディスプレイに3,060個のクリスタルが使用されています。
© Studio Bouroullec
© Studio Bouroullec
2020
Swarovski財団が、新たな「Creatives for Our Future」プログラムを発表。国連パートナーシップ事務所のアドバイザーと共に設計された、次世代の持続可能なクリエイティブリーダーを見いだし、積極的に育成するためのグローバルメンターシップおよび助成プログラムです。
2021
メゾン初のグローバル・クリエイティブ・ディレクターが任命され、大胆な新しいクリエイティブのビジョンを示した年。ジョヴァンナ・エンゲルバートがSwarovskiのために、より深い視覚表現とクリエイティブな言語を開発するために参加しました。新たな感覚に訴えるストアコンセプト「Instant Wonder」がグローバル展開され、Swarovskiのブランドカラーで表現されたモダンな新しい美学と、洗練されたSwarovskiスワンのロゴが登場。
Creators Lab
デザインとクラフツマンシップの限界を押し広げ、Swarovskiクリスタルを祝う新しいクリエイティブコラボレーションプログラムが始まる。ファッション、映画、演劇、音楽に影響を与え、クリエイティビティを支持してきた歴史を反映したCreators Labは、オーストリアのメゾンの自然な進化形といえます。この新しいSwarovski Creators Labに参加する最初のブランドは、Nike、MA®KET、Amina Muaddi、Judith Leiber、そしてFAO Schwarzです。
Swarovski x Liberal Youth Ministry
Creators Labは、クリエイティビティの可能性を探求し、Swarovskiの文化の始まりから取り入れてきた協力的なアートの精神を祝い続けます。Swarovskiの若々しい精神と進歩的な性質は、各コレクションが若さの普遍性を祝うLiberal Youth Ministry（LYM）にぴったりです。
スチュワート・ワイツマン
パーティーシーズンにぴったりのタイミングで、スチュワート・ワイツマンがCreators Labに参加。精密なクラフツマンシップと豪華な装飾を組み合わせたStuart Power Shineパンプス。新しい75mmのStuart Powerヒールを採用し、6,000個以上のSwarovskiクリスタルを散りばめました。一歩ごとに光を捉えるようにデザインされたこのすばらしいシューズは、堂々と立ち、自信を輝かせます。
2022
新たな「Chambers of Wonder」をクリスタルヴェルテンで常設展示。「光の魔術師」と称されるアーティスト、ジェームズ・タレルが、あらゆる感覚を刺激する動く光と色のインスタレーション「Umbra」を生み出しました。
2023年
Swarovskiはポップカルチャーの主役であり、Swarovskiクリスタルはポップカルチャーの歴史にその名を残しています。2023年は、メゾンが最もクリエイティブなイベントやセレブリティを輝かせた素晴らしい年となりました。
ポップカルチャーを照らし出す
ドージャ・キャットがスキャパレリ・オートクチュールSS23ショーで、メイクアップアーティストのパット・マグラスの手作業により、30,000個のクリムゾンSwarovskiクリスタルを身にまとう。5時間にわたるプロセスは、美的な反逆と純粋な魅力を融合させた驚くべき変身劇となりました。
ポップカルチャーを照らし出す
ハリー・スタイルズが、9色25万個のクリスタルを散りばめたSwarovskiクリスタルメッシュ製のカスタムEGONLABジャンプスーツでグラミー賞を沸かせる。パリで150時間以上かけて手作りされたこの眩いウェアは、彼の創造性、個性、そしてスター性を際立たせました。
Swarovski Created Diamonds Galaxyコレクション
グローバル・クリエイティブ・ディレクターのジョヴァンナ・エンゲルバートによってデザインされた最初のSwarovski Created Diamondsのファインジュエリーコレクション、宇宙からインスピレーションを得た「Galaxyコレクション」が登場。各アイテムが、IGI（国際宝石学研究所）認定のラボラトリー・グロウン・ダイヤモンドから作られており、その起源を除いて採掘されたダイヤモンドと100%同じです。
Swarovski on Fifth
ニューヨーク五番街の新しいフラグシップストアで、2つの豪華なフロアにわたって、喜びに満ちた贅沢さとクリスタルの驚異の世界が広がる。メゾンのシグネチャーである色合いのパレットと、豊かなテクスチャーのあるカットの融合で、ニューヨークのフラグシップストアで五感を喜ばせる没入型の体験を提供しました。
2024年
メゾンにとって初めてのことが続いた年。グローバルブランドアンバサダーにポップアイコンのアリアナ・グランデを任命し、メットガラでジョヴァンナ・エンゲルバートがデザインしたSwarovskiのクチュールルックが初披露されました。
グローバルブランドアンバサダー
アリアナ・グランデがSwarovskiの新しいブランドアンバサダーに就任し、メゾンの顔となりました。数々の受賞歴を誇るアメリカのシンガーソングライター、女優であり、世界で最も売れているミュージックアーティストの一人です。息をのむようなパフォーマンスと独自の個性的なスタイルで称賛されるアリアナ・グランデは、インクルーシブとエンパワーメントの強力な支持者です。この新しいパートナーシップは、ポップカルチャーの2つのアイコンをひとつに結びつけました。
2024年メットガラ
Swarovskiのクチュールルックが初めてメットガラで披露される。ハウスの友人であるカーリー・クロス、イマン・ハマム、アノック・ヤイが、グローバル・クリエイティブ・ディレクターのジョヴァンナ・エンゲルバートによってデザインされた衣装で輝きました。ドレスコード「時間の庭」では、ジョヴァンナは自然の美を表現。カーリーは花、イマーンは太陽、アノクはSwarovski Created Diamonds Galaxyコレクションのハイジュエリーネックレスを合わせたキャットスーツを着て水を表しました。
ショータイム
ベルリンのフリードリヒシュタット・パラストで、ジャン＝ポール・ゴルチエとSwarovskiのFalling | In Love グランド・ショーを開催。ベルリンで行われたこのショーは、1億個のSwarovskiクリスタルによって照らされ、セレブリティのパリジャンデザイナーがキュレーションした驚異的な色の爆発で彩られました。クリスタルの目のくらむような魅力が、世界最大の劇場ステージで解き放たれ、植物と動物で満たされたクリスタルの庭園が、宝石をちりばめたアンサンブルの虹の背景に。
2025
オーストリアで創業者ダニエルの天才的なビジョンのもとに産声を上げたSwarovskiは、1895年以来、世界を輝かせ続けています。クリエイティビティの限界を打ち破り、非凡さを受け入れてきた130年目です。 Swarovskiの生み出す品々は、喜びをもたらし、生活のあらゆる側面を輝かせ、個性を引き立たせるようにデザインされています。
Ariana Grande x Swarovski
ブランドの顔であるグローバルブランドアンバサダー、アリアナ・グランデとの最初のクリエイティブコラボレーションが始動。
ポップアイコンのアリアナ・グランデとグローバル・クリエイティブ・ディレクターのジョヴァンナ・エンゲルバートが共同で生み出した、Ariana Grande x Swarovski Capsuleコレクション。自己表現の喜びを讃え、音楽への深い愛からインスピレーションを得た音符とハートのモチーフがきらめきます。
ポップアイコンのアリアナ・グランデとグローバル・クリエイティブ・ディレクターのジョヴァンナ・エンゲルバートが共同で生み出した、Ariana Grande x Swarovski Capsuleコレクション。自己表現の喜びを讃え、音楽への深い愛からインスピレーションを得た音符とハートのモチーフがきらめきます。
ウィーン・オペラ座舞踏会
Swarovskiとウィーン・オペラ座舞踏会の70年近くにわたるコラボレーションは、私たちが共有するオーストリアの遺産の美しさ、優雅さ、豊かな文化を祝うものであり、真の驚異の遺産です。毎年、新しいSwarovskiティアラが、熟練した光の技術の妙を見せ、舞踏会を照らします。この年の複雑なデザインは、Swarovskiのスワンからインスピレーションを得ました。
Swarovskiの世界